レビュー: ULTRASONE ヘッドフォン DJ1PRO

  • 2009.05.08 Friday
  • 12:48
ドイツのオーディオメーカーのUltrasone(ウルトラゾーネ)のDJ向けヘッドホン。

ハウジングはAudio-TechnicaのAシリーズに比べれば小さいが大きい。また色は白でハウジング横にはでかでかと安っぽいシールが張られている。
見た目はプラスチックと白という色もあり非常に安っぽいが作りはしっかりしている。

音はあからさまに作られた音で、非常にノリがよい音。通常のDJ向けヘッドホンのように低音が過多になるわけではなく比較的締まった、立ち上がりのよい低音を響かせてくれる。
また、中高音もクリアで分解能はそれなり。何よりも鮮やか。
ヴォーカルは少し遠めに聞こえるので、ヴォーカルを気持ちよく聞きたい人にはあまり向かないが、トラックのノリの良さとかを楽しみたいのであれば最適。
あからさまに音に色をつける機種なので、生楽器の音がたまに変に聞こえることがある。特にドラムスではキックの音ってこんなだっけ?スネアってこんなに響いたっけ?ハイハットのアタックってこんなに攻撃的だっけ?って聞いて違和感を感じることがある。
しかし、それを補ってありあまる魅力のある機種。
ノリのよい低音に、鮮やかな中高音がついてくるのはまさに恍惚の一言。

向いているジャンルはHouse、Techno、更に絞って言うならFilter House。
Daft Punk、Basement Jaxx、Perfumeのような中田ヤスタカのサウンドに非常によくあう。
YMCKのようなChiptuneにもよくあう。
Daft PunkのDiscovery、PerfumeのGameはこのヘッドホンで聞きたくないと思えるほど。
ただし、初期The Chemical Brothersのような生音に近い音を取り入れてるものは微妙に聞こえるものがある。
生音を生音らしく再生するのは苦手なので、クラシックやJazzにはあまり向かない。
ロックもYellowcardとか縦ノリで聞けるものは楽しいが、Pink Floydのようなプログレ、重厚なサウンドにはあわない。

端的に表現すると、「ナンバー1ではないがオンリー1」なヘッドホン。
音楽を鳴らすという点では、DJ1Proを凌駕する機種はたくさんあるが、自分の好きな音楽を楽しむという点で見たときに、DJ1Proに敵う機種はそうはないと思う。
万人に太鼓判を押してお勧めできるヘッドホンではないが、はまる人がはまれば大好きになるくさやのようなヘッドホンだと思う。
僕も流石に常用はしていないが、Houseを聞くときは高確率でこのヘッドホンで聞いている。


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レビュー:audio-technica トリプルバランスドアーマチュアインナーイヤーヘッドホン ATH-CK100

  • 2009.05.04 Monday
  • 22:17
外歩き用にATH-CK9を使用していたのだが、その間に室内用のヘッドホンはATH-AD2000やEdition 9といった高級機を導入し、外歩き用にもワンランク上のヘッドホンを購入することにした。

購入したのは今回レビューしている、ATH-CK100。ATH-CK9の音が気に入っていたこともあり、素直にグレードアップを図るという意味で購入。
カナル型は視聴が難しいので、視聴はしていません。

さて、購入して、最初の感想は、CK9の腰高の高音をうまい具合に落ち着かせてグレードアップした機種という印象。
音場などはCK9よりも広く響きも自然になっている。
勢いのある音を作り出すヘッドホンではなく1つ1つの音を一部を除いて丁寧に鳴らす機種(一部については後述)。
低音は心持弱めだが、量は十分出ている。中高音域は艶やかで、個人的には非常に魅力を感じる。
落ち着いたJazzや女声ヴォーカル物、とにかく生音を出す楽器が得意。
ピアノやアコースティックギターの音色が魅力的に聞こえる。
湯川潮音、安藤裕子、Norah Jonesなどをこれで聞いていると人ごみの喧騒を忘れて聞き惚れてしまう。
逆にある程度作られた音のロックやテクノもよく鳴らすが、ダイナミックさを求めるのはあまり向かない。
荒々しいロックでも、どこかきれいにいなして鳴らしてしまうので、つまらないと感じるかもしれない。
(個人的にはそれはそれで魅力的であるが)

また、CK9ではソースによっては高音が耳にささって痛かったが、CK100では無難にいなしてくれるようになっている。
高音部分では女声のサ行が痛くならないように意図的にチューニングされているようで、その帯域の音は不自然になっている。
個人的にはサ行が痛くないのは歓迎なので、このチューニングは歓迎なのだが、原音に近い音を求める人にはだめかもしれない。

見た目については、チタンハウジングということで安っぽくはない。
コードはCK9と一転してしなやかでくせもつきにくく取り回しは非常に良い。
個人的に困ったのは慣れるまでは左右の区別がつきにくかったこと。
慣れればどうということはないが、CK9のように形状で一発で判断できるようになっていないので、最初は苦労した。
遮音性はカナル型なので良い。ふつうに聞いている分には問題ない。
プラグはL字型になっており、僕のようにものぐさでプレイヤーにぐるぐる巻きつける人にとっては断線対策となってよくなったと感じる。
もちろん付属のポーチも改良され、CK9の付属のポーチよりも取り回しはよくなった。

まとめると、非常にまとまったバランスのとれた音。
生音主体の楽曲を中心に聞くならお勧めできる。
ロックについてはハードなものではなく、スカスカなシンプルな編成のものであれば結構よく聞こえる。勢い重視であればあまり向かない。
テクノやハウスにはあまり向かない。
サ行のいなし方については好みとしか言えないので、視聴して決めてもらうしかない。

好き好きは分かれると思うが、個人的には買って大満足。
強い個性をヘッドホンに求める人には向かないが、バランスの良さをもとめるならいい1本だと思う。
ただ、器用貧乏な感じがして、つまらなく聞こえるかもしれない。

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レビュー: オーディオ・テクニカ ヘッドフォン ATH-AD2000

  • 2009.04.24 Friday
  • 01:27
オーディオ・テクニカの限定版以外ではフラッグシップモデル。音の解像度は私が所持している同じオーディオ・テクニカのATH-A900に比べて間違いな く高い。音の特徴は少し低音よりだけどフラットに近いというところ。このCDってこんな音も出してたんだとか新しい発見ができたりする。ちょっとだけ音の 輪郭がぼやけていると感じることがあるが、解像度は高めで逆に音の輪郭が丸くなり聞き疲れしない音作りになってるといえるかもしれない。オーテク特有の シャリシャリの高音も抑えられて非常に落ち着いた音を鳴らしてくれる。高音よりも低音よりの音作りでウォームな音を求める人にはあまり向かず、非常にクー ルな音を鳴らす。得意なジャンルは強いて言えば、ロック、ソウルか。苦手なジャンルはあまりないと思う。オールマイティに使えるモデルなので、初めての高 級機としてお勧めできる。ただし、オーテク特有の耳の近くで鳴っているという感覚がするのは健在なのでオーテク独特の音場が苦手な人には向かない。また オールマイティといえば聞こえはいいがそれだけ得意なジャンルがない器用貧乏とも言える。他の高級機を数種類そろえてしまえば出番がなくなってしまうヘッ ドフォンかもしれない。

同価格帯のヘッドフォンに比べるとインピーダンスが低めなので、プアな環境でもそこそこ慣らしてくれるのが購入して気づいたいい点だ。HD650では十分 に音量が取れない環境でも、ATH-AD2000ならばあっさりとならしてくれる。しかし、このクラスのヘッドフォンならばちゃんとした、環境で聞きたい ところ。私もヘッドフォン・アンプをHA400からDA10のヘッドフォン・アンプ部にかえた所、音場が広がり、音のきめ細かさも段違いに良くなった。

装着間は残念ながらあまりよくない。最大の原因は、ドライバ部分に耳が触れること。長時間視聴しているとドライバ部分に触れている部分がひりひりとしてく る。また側圧も強めのため、耳たぶに感じる物理的な圧迫感が余計、大きくなっている。しかも形状記憶合金のためフレームをぐいっと力技で広げるといったこ とができなくなっている。ここらへんのつくりはフラッグシップモデルなのだからもう少し作りこみをしても良かったと思う部分。正直、装着間ではATH- A900のほうが上。ハウジング部分はメカニカルな雰囲気でかっこいいのだが、コードがへなへなで安っぽい。個人的にATH-A900やATH-SX1の ような布巻きのコードが好み。

厳しいことを書いているようだが、個人的にはお気に入りのモデルで、これをリファレンスに音楽を聴いている。お気に入りだからこそ欠点に目がいってしまう のだ。個人的にモニターライクな音が好きなせいもあるが、あまり派手ではなく落ち着いた音を鳴らすヘッドフォンはオールマイティに使える。ヘッドフォンを とっかえひっかえしても最終的にATH-AD2000で音楽を聴いていることがほとんどだ。

レビュー: オーディオ・テクニカ ヘッドフォン ATH-CK9

  • 2009.04.24 Friday
  • 01:25
 平日の通勤時間は、増えるばかりで消化できない音楽を楽しむ時間にしている。iPodの80GBのモデルに音楽をつめこんで電車に揺られながら朝は眠い体をゆり覚ます音楽と、夜は疲れた体を癒す音楽を聞くのだ。

ATH-CK9はオーディオ・テクニカのカナル型ヘッドフォンの最上位機種だ。音質はオーディオ・テクニカらしく高音〜中音域が良く出ている。こう書くと 低音が出ていないと思われがちだがそういうわけではなく、低音は必要十分量は出ている。得意ジャンルはJazzやソウルのようなブラック・ミュージック。 Jazzのレーベルで言えばMPSのような高音域がのびる弦楽器や跳ねるように鳴らされるピアノを気持ちよく鳴らしてくれる。Yancy Korossyのピアノの高音がiPod付属のヘッドフォンだと耳に突き刺さるように聞こえるのだが、ATH-CK9では見事いなしてくれる。Donny Hathawayのライブ音源を臨場感をもって聞こえたのはこのヘッドフォンが初めてだ。Jimi Hendrixのような乾いたロックンロールとも意外とよくあう。繊細な音と評されるが、線が細いだけであってしっかりと芯の通った音はしている。だから ドライブ感のあるロックンロールなんかとも相性がいいのだと思うが、まとまりよく鳴らしてくれるきらいはあるのでロックンロールの荒々しさとかダイナミズ ムを求める人にとっては不向き。J-Popではサ行のかすれが気になるが値段相応というところ。

見た目はATH-CK7のほうがチタン製ハウジングで高級に見える。対してATH-CK9は見た目がプラスティックで非常に安っぽいつくり。だが 逆にそれが自己主張しすぎないデザインとしていいと私は思っている。コードは太いがしなやかで癖がつきにくいので見た目以上に取り回しは便利に行える。 しっかりと太さはあるので断線に対してもそれなりに耐性はありそうだ。

付け方がちょっと特殊で耳の後ろからコードをぐるりと回して付ける形になっている。そのため一般的なイヤホンの付け方をしようとするとハウジング 横のオーディオ・テクニカのロゴが上下さかさまにくるデザインになっている。耳の後ろからコードをぐるりと回すのが正しい付け方ですよ、と暗に主張してい るのだ。そうでない付け方でも一応音楽は聴くことはできるのだが、音が抜けてしまうためATH-CK9の本来の音を出すことはできない。また付属のイヤー ピースも自分の耳にあわせて交換すること。私は現在、小サイズのものを使っているが、当初イヤーピースをパッケージにはいってる状態の中サイズのものを 使っていた。その状態では耳にフィットせずに音が漏れ、しかもしばらく使っていると耳に痛みを覚えるようになってしまった。耳にあうようにアジャストして から音を聞くようにしないと早合点でせっかくの買い物を無駄にしてしまう。これは他のカナル型のヘッドフォンにも言えることなので気をつけたいところだ。

総合的に見ると非常に満足できるヘッドフォンであるといえる。多少の味付けはあるものの素直に原音の持つ良さを引き出してくれるヘッドフォンだ。逆にいう とそこが普段からイコライザをかけがちなポータブル環境で聞いている人には不満を感じる点かもしれない。特に普及帯のヘッドフォンは少なからずイロのつい た音を鳴らす機種が多い。イコライザをかけて、イロのついたヘッドフォンで聞いている環境からATH-CK9に移行するとあっさりしすぎると感じるかもし れない。しかし素材本来の美味さを化学調味料抜きで楽しめると考えれば十分楽しめるのではないだろうか。一度、イコライザを切って音楽をこのヘッドフォン で楽しんでみてはどうだろうか。

レビュー: オーディオ・テクニカ ヘッドフォン ATH-A900

  • 2009.04.24 Friday
  • 01:21
ATH-PRO5のドンシャリ具合と付け心地の悪さに辟易していたときに買い換えたヘッドフォンが、このATH-A900だ。実売価格は1万5千円〜2万 円程度。音質に興味をもって、ひとまず最初に投資の対象を考えるならこのヘッドフォンがいいだろう。万人にお勧めできるヘッドフォンだ。

もともとはCounter-StrikeやBattlefield 2といったFPSゲーム用に買ったのだが、音楽用途として使ってももちろんよい。低音がややスカスカで温かみに欠ける印象だが、敢えて言えばというレベル で、全体的には非常によくまとまった音を鳴らしてくれる。ジャンルはロックから打ち込み系まで満遍なく卒なく鳴らす印象。音の線は細めで力強いロックなど 聴きたいときには少々物足りないかもしれないがハウスやテクノなどのジャンルは楽曲はソツなく小気味よく鳴らしてくれる。Oasisなどのロックはあっさ り鳴らしてしまい物足りなく感じるがTalking Headsのようなちょっとソリッドな音のロックはソリッドな音がダイレクトに耳に届いてきて非常に楽しい。空気公団のような音と音の間の余韻を楽しむよ うなグループも余韻の処理があっさりしすぎている気もするが、いい鳴らし方をしてくれる。DJ TaskaやKagamiなど線の太めのディスコっぽいテクノはボリュームを上げても低音が割れることもなく線が太い感じは残したまま、破綻せずに鳴らし てくれるのは嬉しい。

付け心地はAudio-Technicaのヘッドフォンならではのウィング・サポートのおかげもあり非常によい。耳をすっぽり覆うタイプで耳に直接触れる ことはない。それに加えて側圧もそれほど高くなく、長時間聞いていても重さの割りに疲れない。しかし密閉型のため、夏場は耳の周辺が蒸れることがある。

FPSなどのゲーム用途としてはATH-A900の使用は正直なところ疑問を感じる。Audio-Technicaのヘッドフォンは私見かも知れないが耳 の側で鳴って定位を感じにくい。しっかりともっと前方定位のあるHD650などのほうがゲームの臨場感を感じることができると思う。

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