◆人物撮影のサンプル人物撮影については、過去のエントリーを参照してほしい。
ほぼすべて開放値で撮った写真となる。
ご覧になればわかるだろうが、柔らかい描写で、人物撮影には向いているレンズだ。
58mmという画角も50mmにちかい画角なので使いやすい。
ポートレートで使うなら個人的にはこれがベストと言い切れる。
ただ、反省としては、開放値では被写界深度が浅すぎるので、微妙なピンズレを起こしやすいのと、F2〜2.8くらいまで絞ったほうが描写が改善することを知らずに撮っていたこと。今後はそちらのF値を使っていきたいと思う。
◆スナップのサンプルさて後は秋葉原から有楽町まで散歩がてらに撮影したスナップをサンプルとして掲載する。






ご覧の通り、スナップで利用しても問題ない。
こちらはF8程度まで絞って撮影しているので、人物撮影の時との描写が違うと驚かれるかもしれない。
先ほども書いたが、この2面性が使ってて面白いのだ。
ただ、58mmはちょっと長めと感じるので、普段はフォクトレンダー ウルトロン 40mm F2.0を常用している。
◆どうでもいいけど・・・ややこしい名前フォクトレンダーという名前がついているものの、フォクトレンダーが設計してきたレンズとは関係ない。
ややこしいのだが、コシナがフォクトレンダーのブランド使用権を買い取って自社設計のレンズにつけているのでフォクトレンダー銘がついている。
このレンズは元々、「REオートトプコール 58mm F1.4」として2003年に発売された。
トプコールといえば東京光学機械が発売していたカメラやレンズについていたブランドだが、東京光学機械が販売していた「REオート トプコール 58mmF1.4」とはレンズ構成も別物となっている。
あくまで写りを「RE オート トプコール 58mmF1.4」似せたレンズであり、完全な復刻版ではないという非常にややこしいレンズとなっている。
◆総評総評は箇条書きにする。
- 開放F1.4を実現しながら実売3万円台後半という最高コストパフォーマンス
- 高級感のある外観はグッド。フォーカスリングのトルクも適度でいい
- ピントの山がつかみやすくマニュアルフォーカスは簡単にできる
- 絞ると描写が変わる2面性はポートレートに、スナップに活躍
- 綺麗なとろけるようなボケ味はなんともかえがたい
◆注意点- なにはともあれマニュアルフォーカス。オートフォーカスよりはめんどくさい
- 58mmというちょっと中途半端な画角を許容できるか否か
- 開放付近で盛大な周辺減光を許容できるか
- 安価と評価したものの、各社からは50mm F1.8のレンズがこれ以上に安価が出ているのでそれをどう評価するか
- 一定数注文がたまったら生産するという方式なので、在庫がはけてしまうと2〜3ヶ月待ちはあたりまえなので欲しい時に買えない可能性。
これ、いいですね!マニュアルフォーカス専用だそうですが、これ使ってたらマニュアルフォーカスのいい練習になりますね〜。
慣れれば楽です。
ぜひぜひ買ってみてくださいw